それほど、テクがあるわけではないのもあって
最近ではショパンとかラベルなんていうのからは堕落して
適当な曲を弾いています。
それでもあまり不自由はしなくって
シューベルトの楽興の時、即興曲を弾いてたりすると十分なのです。

今朝も、楽興の時D780-2,3,4を弾いて即興曲のD899-3を弾いてふと思い出す。グルダの1999年の録音D780-4は傑作だったなと。グルダは多分、すごい演奏家なのだろうなぁとわかる一枚でもあった。シューベルト:即興曲集D899、楽興の時D780、ゴロヴィンの森の物語


ふと思い出した話がある。5,6年前に飲み屋で、妙にピアノ曲に詳しい人と隣になった。僕が友人と音楽の話で盛り上がっているところに「すみません、お話に加わってもいいですか?」入ってきたのだ。
おでん屋で出会うにしてはちょっと場違い的な感じもしたが、結構盛り上がった。僕が「ラベルのオンディーヌを弾いてみたいけれど、ブランクあったり電子ピアノなんで脱力系が今まったく出来なくて」とか話した。
http://www.youtube.com/watch?v=Ez1s9JCzvQg
(ペルルミュテールじゃん。)

 彼は高校の音楽の先生だとか。しかも音楽科がある高校の。どうりで、僕のような素人っぽい話にもついてきてくれるわけだと。同僚と来ていて、その人は先に帰ったとか。ピアノのメーカーのこだわりとかいろいろ話しましたっけ。
「今はラベルよりシューベルトが性に合うんですよ」
というと、
「気をつけないといけないかもしれませんね。シューベルトが好きになると死期が近いみたいなことを言いますよ。グルダも確かそれが最後の録音だったとか」

真偽のほどは知らないのだけれどそんな感じのことを言った。
「身体を壊す前兆とかあると、自分では無意識でも身体がシューベルト好きになるみたいです。」

そうか、そろそろなにかあるのかなぁ。あれから結構経った。