デスクワークは似合わない。実験のノートを書くのも、データをパソコンに入力するのも嫌いな僕は体質的にもあわないのだろう。
これから来るであろう国外メーカーの査察対応で書類の整備が仕事の中心に。一週間ほぼ仕事はそれ。英文でなくて良いのがせめてもの救いではあるがデスクワークは肩がこる。パソコン操作にはそれほど面倒さは感じないのだがディスプレイとにらめっこ、多分集中している間は瞬きもしていないようで目が乾いたり。いろいろといままでの書類一式の中に不備があったりそれらと整合性をとるのにも時間が掛かる。

 嫌いだといっても、人よりはその関係の仕事は早いと思われているらしい(ここは懐疑的ではある)。でも、なんだかんだいわれながらも実験やって、失敗しながら物を作っている方が面白い。管理職むきでは無いな。
 最近、知識を持ってても、それから製品として実現した事無い人が上にあまりに多いことに大きな問題があることを、自分はそうなりたく無いなと思った。手を動かし、物として得る事の価値を感じた。自己満足だと言われても、そこに行き着く仮定に自分なりの工夫、技能がみにつくと思うから。この技能を評価できる会社にならないと、日本のような、うちのような原料を何処からか入手する産業は人件費だけの闘いとなっている今、勝ち残れないと思う。 単価の高い製品なら、幾分ごまかしも効くのだろうが。