朝はゆっくり出勤。出勤車両でみた犬印鞄製作所と書かれたものを持っている人がいてその鞄が良かったと嫁にメールすると、嫁もいいかもと言っていた。
仕事は思ったよりはかどったような気がする。忘れたこともあったのかも知れないが、展示会の展示装飾業者のコンペも開始したし、引きあいに対する見積もりと回答もまとめたし、大学の先生との共同研究の下調べもほぼストーリーは作り終えた。新規事業案件の調査の手はずも実施。営業支援の資料も目処付けした。

定時に職場を離れ17:39日本橋発の北総線高砂まで。そこから家に歩く。
今日はコートを着ていなくても暖かく感じた。

娘が少し下痢気味でちょっと心配だったので家にメールなどで様子を聞くが特に酷くは無いということで様子見。

それからバイクに防具をくくりつけ、稽古場に。19時10分頃だった。バイクでの移動もかなり暖かかった。

稽古場ではまず道着に着替え、胴垂をつけて柔軟体操。脹脛のところを伸ばすとすこし痛いというか硬い感じだったので入念に。手首と方のストレッチ、背中から床に着く寸前まで振り下ろす素振りみたいなことをやって体の硬いところが無いかをチェック。今日はまっすぐ振り下ろせているので問題はないなぁとおもった。

手拭いを被り、面、小手をつけて軽く素振り。小学生たちの稽古に混ざる。といっても遅く参加したので試合稽古から。
二手に分かれて僕は副将。中学生と小学生だから僕はちょっと負けたら恥ずかしいけど、経験数からすると僕はまだまだなので・・・と頭で考えていた。
勝ち抜き戦。小学生では一番うちで強い子に審判の援護が過大にあったのだと思うが面で一本勝ち。次も小学生。小手面と面が少しきれいにはいって一本。次は小手を抜いて面。で勝ち。次は中学生。常に攻めてくるタイプで僕は少しやり辛い。相面で打ち勝った形で面をとる。そのあと終わり直前で引き小手をとられて引き分け。
技で勝ったというよりも、相手が少しビビッていた感じがする。仕方ないとは思うけれど、もう少し向かっていくという気持ちが欲しいかなぁと。
稽古とはいえ、団体戦。チームメンバーを応援する声がもう少し出てもよいのではないか?とおもった。剣道ってあんまり声かけないのかな?

最後に100本の跳躍素振り。僕はしばらく稽古がまばらになっていたのもあったし、稽古前の準備運動で脹脛にちょっと不安があったので、すこし跳躍を気持ち小さくしてやった。怠けたといえばそう。が、かえって身体が安定していい振りができてよかったと思った。重心があまりずれず、前後に移動していくことも無く振れた。手首を少し伸ばす感じを入れろとジェスチャーで先生にいわれたのでそのとおりにやると少し切れのいい素振りになった。正直、辛かったが何とかやり遂げられた。呼吸は終わってからしばらく荒れてた(笑)

次に一般の稽古。元立ちが二人だった。
まずは七段の先生。大きな面、小さな面、小手面をやった後で地稽古。先に攻めようと思うが、僕の場合は全然相手を押せていなくて簡単に打ちに来られてそれに対応しているということが多い。それを何とかコツを掴もうと思っているがなかなか出来ない。今日もわからなかった。もっと軽く竹刀を振れたらと思うが、これは素振りしかないなぁと。でも、振れてもタイミングをつかめるわけではないので稽古しかないなぁと思った。
先生には気持ちが前に行き、身体がなまってて追いついていない感じ。バラバラになってしまうので注意とアドバイスいただく。

二人目の先生は年配の先生。十分と思えるくらいに気持ちで押して面を打ちに行くがなかなか打ち勝てない。相手に合わせて打っているのではないかと思い、すこし自分のタイミングで1/4テンポほど速く打っても打ち出しを判られてしまっているので意味がなかった。自分よがりに攻めているというのが判った。

それが終わって近くのほっともっと弁当によって家に帰り、道着を洗濯、面と小手を袋から出して部屋に干す。
そのあと、ふと目に入った電子ピアノに向かい、近くにあった譜面からドビュッシーの月の光、シューベルト即興曲OP90−3を弾く。弾きながら指が回らないなぁと。ああ、先生が言った事はこのことかと思った。
基本が出来ない状態で気持ちだけ覚えていることをやっても雑に基本も悪くするだけで、そういうときこそ基本に忠実に丁寧にやらなければならないと。
考えてみれば大抵の物事は基本があってその上に応用があるなぁと。