自分はどうだったかなとおもって過去の報告書を見てみたが、今年の新人よりは目的と結果、考察の妥当性などについてはちゃんと記してあった。一番の違いは物量管理。そのあたりが今年の新人たち皆意識した検討ができていないようにおもう。

それにどうしたらよいか。専門的に有機合成やってきたもの、初めて有機合成やるものなどがいるわけだが、科学的なデータの押さえどころっていうのはどこの分野でも共通的でわかる気もするのだがそれが無い。まして有機合成やってきても出来上がるものばかり分析して残されたものなどへの分析ができていないというのは大学の実験を通してかなり深刻な問題なのではないかとおもう。研究室の奴隷的に指示されたものだけをやればよいという教育を受けてきたとすればそれは問題で、その先生は教育者ではないというのが明確に。

そんなことを考えさせられる午後だった。