いつもどおりに稽古場にバイクで向かう。
一般の人がいつもより少ない。小学生も9人。段々人数が減ってきているなぁと僕が入ってからも子供たちは激減である。来年はもっと少なくなる感じだ。こうなったら、警察官や自衛官、消防士などに仕事着のまま来てもらって剣道やると自分たちみたいに格好いい職業に就けますよ見たいな餌をまくか。でも、最近の子供はそういうのに興味があるのかもわからないが。少し本気で考えてしまう。
最初の切り返し、胴の切り返し、面、小手、小手面など基本稽古を少しやった後、僕は元立ちに。面の打ち込み、小手面の打ち込み、小手胴の打ち込み、面に対する応じ技、小手に対する応じ技など。そのあと追い込み稽古。面、小手、小手面など。それを体育館の短尺の方とはいえ、追いかけられる役に結構疲れた。左足の脹脛はすこしぴくっとしたりした。
元立ちとして技の稽古などは僕の方も理解していなければならないことが多くそれが僕はまだよくわかっていない。大人になって物覚えと観察眼が衰えたのかなと思うことも。面返し面のときは差し面の方が相手はやりやすいとかちょっとした配慮が必要なのにそれに気がついていなく、なんとなくよくない稽古になってしまう。そういうのはどうやったら覚えられるのかとおもった。

子供たちの稽古では息は上がらなかったが、汗は一杯かいた。走った分。

一般の稽古。
最初はまだあまり稽古をした事が無い年上の先生と。基本技の稽古を中心に。切り返し、面、小手、小手面、小手胴、表から払い面、裏から払い面など。小手胴の時、小手をすこし浅めにうち胴は自分の横の位置で打つのではなく、前で相手の横を打つ耀にと。どうしても小手を深く入って打ってしまうので次の胴は自分の真横で相手の胴の正面を打ってしまう。それを直すヒントがもらえた。払い面はあまり強く払わなくても中心線から相手の竹刀を追い出せばよいレベル。基本技に丁寧な指導をいただいた。今まではなんとなく形になっていたレベルだったが技についてすこし深く理解が出来た。

二人目は若手の先生。地稽古。
僕は今基本的に小手と面を打つことしか出来ないので迷うのは早々無いのだが、攻めるタイミングを自分で作るというのが出来ない。左足の膕を張った感じでいつでもいけるぞと。打ちたい、打っていかなければと自分勝手にやっている段階なので相手の動きが見れていないのかもしれない。実験のようにマトリックス図でも埋めていくように試行錯誤が出来れば目的への到達は早いのだろうが、同じ瞬間がまず無い剣道ではそれも無い。出ばな面の打ってみたい、出ばな小手にやられないようにしたい。思えば思うほど技とタイミングを失うような気が最近してきた。小手面が気持ちよく打てたのでそれだけでも良しか。自分が打ち込める間合いがまだわからない。攻めていくのもまだ出来ていない。僕の動きは相手にとっての打ち所にしかなっていない。

三人目はこうなりたいと思っている先生。構える、こちらの打つタイミングが図れない。気持ちが弱いのだろうか、かもし出す雰囲気にまだ弱さがあるのだろうか。僕が間合いと思うところでは当然先生はどんな打ち込みもできる。後は相手が打ち出せないタイミングを自分がどう見つけるか、作るかなのだが難しい。2 回くらいしか面を打てなかった。こっちが迷えば迷うほど相手へのプレッシャーは弱くなる。無意識に技が出るわけではないのでこのあたりはひとつの壁なのかもしれない。先生にも気持ちと間合いの詰め方などで相手を圧す事が重要と。

四人目は七段の先生。地稽古。腰がついていっていないで、手だけになっていると。確かに先々週あたりの稽古から手だけで剣道をやっているなと自覚がある。足が動いていないからに他ならないし、当てにいっているからだと思う。でも、相小手のあと相手が面に来たと思ったとき打って小手を取れた。先生がいただきましたというので偶然とはいえうれしかった。でも、ほかは全然打ち込めず、簡単に竹刀でかわされたり。いつもより攻めようという気持ちでむかっていったが攻めは単調だし、相手の動きでそれに対して咄嗟に応じて技が出せるわけでもなく。まずは腰で打つ剣道がまた出来るように気をつけて、左足の引き付けを早くしようと思った。

そのあとはさすがに足がぴくついて来たのでもう一人若い先生とやりたかったがちょっと無理かなぁと止めて片付けた。

そのあとは家に帰ってシャワーを浴びてまず浅草に行き、犬印鞄製作所にトートバックを受け取り、日本橋のサブウェイで今日の初の食事を買い、会社に行って食べる。
仕事は原薬の合成法や中間体の合成法について。スキームをいくつか描き、それがうちの設備で対応できるかどうかを見た。通るルートが描けたらそれに副原料をあわせ、人件費分も計算して製造コストを出す。それを2件ほど。なかなかいい集中力と思ってたところで比較的揺れの大きくゆったりとした地震。これはちょっと震源は遠いなぁと岩手に電話をし無事を確認。地震速報をネットで見ると福島沖。前日と同じ。
一区切りついたところで家に。
やっぱり肩に力が入っていたのだろう。帰り際にはすでに肩周りの筋肉痛、脹脛の筋肉痛が始まっていた。モモの膝近くなどは階段上がるときにもちょっと痛む。今日は追い込み稽古で走ったからなぁ(笑)