今日は会社で新規事業立ち上げの為の決起会があったのだが、そそくさと帰ってきてしまった。僕には今は剣道のほうが大事と思ったから。普通の人はこうじゃないんだろうけれど、打ち込めるものに、打ち込めるときに打ち込まなかったら、何にもできない人になるような気がする。そんな勝手な価値観が僕にはあって、そのままに動いただけなのだ。
 社内でしかも普段近くにいる人と改めて呑むより、剣道を通して知り合った人たちに教えてもらうことの重要さっていうのはそれ以上だと思うのだ。

 今日の稽古は来る日曜日に受ける1級審査の前最後の稽古となる。最初に形の稽古をしてもらった。落ちついてやれれば大丈夫。でも、まだまだその上のレベルはあるというのも知っている。時間と技量での妥協点には到達したという感じか。
 3本目の仕太刀さえクリアできれば大丈夫かなぁと自分では思う。思いがけない緊張によるミスさへなければ。

 そのあと、切り返しとか地稽古とか4人の先生とやる。息も上がった。小手を取られたり、面をドンと決められたりなんともかんともだが、そのときは一生懸命に考えて、間合いをはかってまっすぐ打つ。今の僕にはそれしかないので、それだけで向っていく。

 稽古が終わったあとのすがすがしさというか気持ちよさはいいもんだなぁと今日も思った。みんなこんな礼儀しらずの僕にも一生懸命教えてくれるし、ありがたいことです。