25日の夜岩手に移動。27日に東京。28日に成田からフランクフルト。3日に成田着。
なんとも忙しい。岩手に帰ることは僕にとってはうれしいのだが、仕事漬けではあまりおもしろくない。

うちの事業部は一部の人を除いてかなりやる気を失っているように思う。自衛隊で言う士気がないというところか。とくに今回の人事異動への反感は大きい。どこがよくなるのか理解できないというのがほぼ総意。上層部がそれを認識出来ているとは到底思えない。また、なにか逆らえば左遷だぞという風潮も見られるので誰も上層部に意見しない。

まず、外からの刺激だけでは技術は育たない。まして将来計画がなく、技術知識もない営業の言うなりにするようなシステムではもってのほかである。
うちの事業部のトップは設備にある程度知識を持った、製造技術経験のある人が一番ふさわしい。そして計画的な独自技術の強化と発展を図るプランニングが必要。事業はこれを中心に動いていく。
だから、自分で技術的処理できない営業はいらない。こういう人たちを増やして、今のように営業にNOといわない開発を・・・などという考えはあまりにおろかだ。開発側は多くマンパワーを消費し疲弊、工場も混乱させられるだけである。そういう引き合いの質を見れないようなレベルの営業を増やすならば、年数が少し掛かっても将来をみて開発スタッフの充実と外へ情報発信できる開発スタッフの育成をするべきである。
そして得意技術と独自技術をもち、ある程度の汎用性も確保しながら事業展開する。しかしながらこの独自技術というのがあまりに少ないのだ。これがないと数多い競合に埋もれて負けてしまう。これを育てる環境と人が必要だ。営業を半分にしても取り組むべきことである。

しかしながら技術開発ばかりやっていても、売り上げ、利益率の向上には向かわない。これを埋めるのは確かに引き合いを取ってくる必要がある。もちろんばらばらなものを取ってくるのではなく、顧客にうちの技術と得意分野を理解してもらった上で引き合いを受けてくるようにしなければならない。これは条件的には厳しいので多少の保有技術とズレが合っても仕方がないと思う。営業は現在数の論理で動いているが、それを開発側に押し付けるという動きはうちの開発人員数では難しい。

営業はネタがないので訪問できないと企画にいろいろ言ってくるが、そんなに簡単に企画アイテムが出来るわけではない。治験薬開発している品目は限られていて、うちで対応できるのはさらに絞られる。それ程増減、入れ替わりするわけではないので動きは悪い。だからこそ技術を育てて汎用性を徐々に持たせる必要があるのだ。

ああ、つまらないことを殴り書きしてしまった。