暴走族のバイクや
ハーレー乗りの制服・パトランプ系は好きじゃない。
でも、デコトラアートトラックは好きなのだ。

小学生のころ、近くを国道4号線が通っていて
卸売り団地も近かったこともあり
よくそういうトラックを見かけた。

自転車でその卸売り団地の中に大きな公園があって
たくさんのトラックが止っていた。
僕はそこで友人たちと
缶けりとか三角ベースのようなものをやって遊んでいた。
時々野球の真似事をしてたりすると
トラック乗りの人たちが教えてくれたり遊んでくれた。
そのころは、運送業もちょっとゆとりがあったのだろう。

そのトラック乗りたちも、もちろん僕らも
ババババババという大きな排気音で
駐車場にくるデコトラをみると寄っていってみたものだった。
見かけはすごく怖そうに見えるおっちゃんが
降りてくるのが常だったが
僕らには怖い顔ながらに笑って
誇らしげに飾られたトラックを見せてくれたものだった。

ハーレーの制服のかたがたも多分そうなのだろうけれど

今でもトラックを近くで見るのが好きだ。
それがデコトラでなくっても。
ステンのタンクが荷台に付いていたりすると
後ろをおって広角レンズのようなステン鏡に
バイクに乗った自分と青空を映したくなる。

最近、小学生のころに中途半端に好きだったものが
今になってまた思い出したように興味が出てきた。
子供に戻りたいからということではなさそうなのだが。

バイクは依存症なくらい好きなままですから。