昼間、窓から外を見ると
一面に広がっている雪がとても輝いて見えた。

温かみを帯びてきた空気に
雪が表面からゆっくりと解け、
細かな雪粒がきえ、大きな粒を残すので
大きなダイアモンドとなって光輝いて見えたのだ。

屋根の雪も時折、大きな音をたてて流れ落ちた。
それはドドドドドと春雷のように聞こえた。

今年は春が来るのが遅かったなと
面倒くさがって除雪をいいかげんにやってある庭を見た。

もう少しで春だね。

道路を走る車が水しぶきをあげている。
いろいろなところから春を感じられる。