朝、しとしと雨だったのでバイクには一日乗れないなと早々に決断し、ネットで調べて8:30上映開始というスパイダーマン2を見に行った。メガネだと視野が制限されるので慌てて使い捨てのコンタクトレンズをいれた。はじめてはいる映画館だった。100席ばかりの小さな映画館なので、皆、視野に収まりの良い後方に陣取っていたが、僕は前の方のちょうど視野がスクリーンで埋まるようなところに。
映画が始まる前の緊張感。僕にとっては明らかに日常ではない。こういうワクワクするような感覚っていいよね。
映画が始まった。それほど凝ったストーリーを期待して見にきたわけではない。今回も人間味あふれているだろう、苦悩するヒーロー「スパイダーマン」の活躍が見たかったのだ。映画がすすむにつれて、自分がスパイダーマンになっていることに気がつく。車をよけ、気持ちよさげに空中を舞い。同時に自分の体が反応する。自分として動いているのではなく、スパイダーマンの視点で動いているのだ。
映画の後半ではすっかり自分はスパイダーマンだった。子供のようだといわれ様とも夢中に見ている時間は実に充実感があった。自分の中にも正義感というものがあることを映画を見終わって少し我に返ったときわかった。
映画通の人たちは酷評する人もいるのかもしれないが、僕は満点な気分だった。明日から始まる仕事のことも何もかも考えず、いかに人々を守り救うか、それをいっしょに考えていた。
大人が、空想の世界のヒーローになれた。子供の頃、将来はウルトラマン仮面ライダー、そしてスパイダーマンなどのヒーローになりたいとどこか真剣に、可能性が無いとわかっていても思っていたことが、まだ自分の心の中に生きているんだとおもった。バイクをいじったりするのも子供みたいだと言われるが人間って意外とわざと成長を押さえている領域があるようにも思われる。貴重な時間をありがとうとおもった。
映画を見終わって、自分がスパイダーマンでないことに何故か腹が立ったりした(笑)。

映画館ではEDWINだかとのコラボレーションとかいうTシャツとファイルケース?をかった。毎回の事ながらポスターを買うのを忘れてしまう。誰かに頼むかな・・・。