震災の復興が進んでいる。
政府の指針が出ないため地方自治体での方向付けがはっきりしないまま動き始めている。それは最低限の生活ができるレベルになるためのものに過ぎず、それが過度に進んでしまうと折角の復興のチャンスをもとの停滞した漁村となって終わってしまう面も持っている。

たとえば大きな剣道とか野球とかの大会で1,2回戦を勝つならば見よう見まねの練習や指導で十分だが、それ以上に勝ち進もうと思えばそれなりの指導者と練習のレベルが必要である。
また少し大きな視野で動ける体制がないと練習試合をするとか合同練習とかができない。
競技団体全体での基本となるものが十分築けていれば、それに向かって進むので地方自治がある程度ばらばらであっても修正するチャンスは復興の過程にいくつかあるので道反れず無駄な動きをしないですむ。

政府にはもう少し早い指針作りをお願いしたい。地方自治では復旧はできるが復興はなかなか難しいと思う。それがもしできてしまうというのであれば政府という組織自体の存在意義がなくなり、日本は復興のチャンスを逃すことになる。