朝、庭の雑草をちょっと取った後、シャワーを浴びて、K1200Sで出発。空が澄明というほどではなかったが晴れていたので、夜間通行止めの解除された八幡平に。車は少ないが路肩に停めてある車が多い。たけのこの季節かぁとおもった。一気に走りあがり、樹海ラインの方に降りてくる。すぐそこの藤七温泉に行くと、すでにライダーが入浴しているみたいだった。僕も二つあるほうのいいお湯の道路から丸見えに近い方の露天風呂に。すると二人ばかり客がいたが、一人はすぐにあがった。残った人と、ちょっとばかり会話した。その人もすぐに上がり、僕もそれほど長湯な性質ではないので着替えてバイクの方に行くとさっき話した人が持ち主だった。ぼくは先をちょっと急いでいたのでそそくさと立ち去る。そして樹海ラインを下り、県民の森のほうに出てそこから焼走り、そして競馬場に。
 OROパークが今年最初の開催日でちょっとしたお祭りをやっていた。しかしながら設備の割には客はまばらである。ぐるっと会場を回ってみるがすごいなぁと思う。そうしてたら秋田時代の同僚とばったり出くわす。
 ミスさんさのさんさ踊りなどがレースの合間にあったり、チャグチャグ馬ッコがいたり、いろいろがんばっていた。「走れる喜びを力に前に」というポスターが切実さを訴えていた。パドックなどでは一生懸命自分の仕事をしている人たちがいて、自分の会社の業態が悪いと苦労している感じがしてなんとなく被ってがんばって欲しいなぁと思った。
 で4レース目が終わって、今日僕がここに来た本当の理由、「岩鉄拳チャグマオー」が登場する。その前にあねっこ?がでて、ハン・カクサイ氏が登場。秋田からの出張らしい。でショーは始まっていくが、客は少ない。なかなか反応も返ってこない。難しかったろうなぁ。
そしてグダグダ(結果的に)が終わってチャグマオーの登場。テーマ音楽があった。馬の嘶きの後に豪石といって登場する。

チャグマオー宮沢賢治の詩と物語、馬産地ならではの蹄鉄、南部鉄器チャグチャグ馬ッコを拝していた。

 肩に鈴、背中と膝に蹄鉄。黒地に赤と銀の全体像。手甲は岩手だから岩かと思ったら鉄瓶由来の鉄だったらしい。
 動きはヒーローというよりヒーラー的なちょっと斜めな動き。いや、格好よかったですよ。でも明るいヒーローではない感じに見えた。
 カマクラナックルでは無かったが南部鉄瓶、銀河鉄道をイメージさせるSLでパンチ系の技(正式名称は確認していない)。岩手山なんとかというのもあったような。馬の後ろ足蹴りはなんという技なんだろうこれは面白いと思った。馬が子供にとってかっこいいもの強いものであるか?ということは別にして、いいなぁとおもった。
 岩手には子供にとって興味を持つようなものが無いなぁとおもった。南部鉄瓶も、銀河鉄道の夜も知っているだろうか。むずかしいねえ。それとハン・カクサイとボッコレタマグラが秋田から出張出演?いつものようによかったけれど、子供というか客の反応が鈍いというかほとんど無い。

チャグマオーのショーといいますと・・・
競馬場ということなのか、ショーのために来た一部以外に子供は少なくて、親放れした感じの子供が多く、意外に醒めていたり。素直に応援する子供は1,2人。ちょっと岩手県人というか盛岡の人のヒトトナリは、世間話で聞く通りなのかなと思ったり。

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 悪役「だじゃく組合」の存在を説明するのもいいが、最初のうちは、「見るからに悪者」が暴れ周り、その後、ハン様が「こいつは部下だ」見たいな話で子供たちに悪役の存在、悪さ加減を覚えてもらい、それからトークをするのがいいかなぁとおもった。
 そもそもカメムシが臭いもの、嫌なものというのをわかっていないのかもしれない。
 ホジナシが完全になめられているというのは、今後もショーの設定がちょっと難しいのではないだろうか。

 今日はハン様のタロンペソードも大活躍したし、ボッコレタマグラも大暴れ。チャグマオーが強いのか弱いのかよくわからなかった。
 ショーがこれから岩手で馴染んでもらえるようになるには岩手の言葉も使わないといけないのだろうか。岩手の子供は方言を知っている子が少ない。それを教える親もあまりいない。土着の人が案外少ないのかもしれない。岩手でも、秋田でも生活したが、子供たちの言葉を聴く限り、岩手はあまり方言を使わない。イントネーションの標準語?との違い、訛りはあるのだけれど。
 「ヘバ」→「(ん)だば」だな。

最近みちのくプロレスの関係者がこの手のショーに来ている。昨日も気仙沼二郎氏などが。