品質は実験室での今までの実験結果よりもよく、収量も何とか最低目標をクリアできた。現場の人、同僚・諸先輩方に感謝。4月からたった1ヶ月とちょっとで製造までを実施し、物が出来上がったのはなんともうれしい。
分析の方でも、機器・カラムなどいろいろトラブルもあったし、製造時の作業ではろ過時間の大幅な遅延、予期せぬ量の不純物の副生、乾燥時間の遅延などこれだけのトラブルがあって上手く切り抜けられたなと、今回は特に運の良さのような物を感じた。
今回の製造では売上的に大きく赤字だろうが、これから伸びる品目といわれているものの一番最初の製造が上手く行ったのはおおきいと僕は思う。後はコスト低減検討。直接費・間接費両面から精査する。
福島の化学工場で異常反応によると思われる爆発事故。うちはどうか?今は製造がぎりぎりで、JR西日本的な過密スケジュールといえない事もない。スケジュールがぎっちりだからこそ人員などにゆとりを持ちたいところだが、経済手法(笑)の事ばかりかんがえる上層部、その割にはリスク面についての計算は出来てないように思う。事故を起せば担当者ばかり責めるだろう、何処の会社も同じか。