メールで聞かれたので自分なりの解答を。越中ふんどしには表と裏があるのかどうかという話。ありまする。少なくとも自分の中では決めています。反物の両端を折って縫ってあれば縫い返されているほうが裏となる。越中褌でみると紐の部分と縫い返されている部分は同じ面にあるのが本当。でお尻の裏ではその裏側(折り縫い返されている面)を外側にしてつけると前垂れの部分にちょうど表面が出るはず。六尺ふんどしも表裏が同じような縫いがある場合は存在しうるし、染めが片面な場合は当然ある。表面を肌側にして巻くと股間部分には表面が出る。これが正統なのかどうなのかわからないが理由は知らないが多分、あっていると思う。
 こうしてみると正面に常に褌生地の表を見せるという感じになる。自分の理屈が合っているとすれば、昔からこうなっていたわけで、これって人目を気にしてのことなんだろうか。よく勝負下着というが・・・見せるものなんだろうな。いま、祭などで締めているのはふんどし姿(下帯姿)である事を誇示しているように見えるので、そういう人に聴けば正解がわかるのかも。勝負褌はやっぱり絹製あたりが多いのかな(笑)