朝起きると、芝とかに霜がついていた。車のフロントガラスも真っ白だった。あとから気象庁のサイトをみると好摩あたりで1℃台だったようなのでこのあたりも同じだろう。もしかしたら氷点下だったかもしれない。
 出張の予定を考えるとバイクでいつもの散歩道を走るのは最後かもしれない。そういうことも考えながら国道282を南下する。春に来る車検のこと、996のことなどいろいろ考える。家族のことが最優先とは思いながらどこかで身勝手にバイクと接していたいという気持ちも弱くはない。
 焼走りは紅葉がすすんで、葉もだいぶ落ちていた。唐松の絨毯という所まではきていなかったが秋深しという感じだった。寒いのに岩手山は今ひとつハッキリしていない。寒さ以上に水蒸気があったのか、上空は暖かかったのか。上坊牧野に行っていつものところで立ち止まり、岩手山と広がる牧草地を見てた。この上坊の道も来春ごろには別の立派な道に取って代わるかもしれない。その建設は少しずつ進んでいるのが伺える。
 上坊から森の大橋をみて今度は夜間通行止め中のアスピーテラインをあがり、中腹のゲートのところで引き返してきた。後輪のタイヤはいまいちグリップ感がよくなかったのは寒かったからだろうか。紅葉はほぼ終わり、麓付近だけだった。そこから安比への道を進み長者屋敷清水のところから家に戻ってきた。
 やっぱりバイクに乗るのは楽しいなぁと具体性に欠けながらもそう思った。