午前中、ちょっと仕事をして岩手に移動してきた。所用をすませてからまだ時間があったので走りに出た。平地では晴れ間が見えるが八幡平側は雲の中。それでも行く機会などそうそうないのだから、うずく身体のままに八幡平へ向う。
 アスピーテラインは空いていた。というか前後に車は見ないうちに学習院前スノーシェルターまで来てしまった。
 途中のコーナーは丁寧に攻めた。霧の流れる道を少し飛ばして。ライン取りは車線の真ん中に沿って、変にインに入ったりアウトに出たりしないでラインのとおりに。気持ちよく走れた。加速も減速も少し過激だった。蓬莱荘跡地の前で一休み。途中の緑や、霧の流れなどが美しかった。やっぱり岩手をバイクで走るのは気持ちよい。
 いろいろたまっていたのかもしれない鬱憤も晴れていった。樹海ラインの途中の湿地帯ではオレンジ色の花がきれいに見えた。

 いつものように松川温泉峡雲荘に。露天風呂にひとり。六尺ふんどし姿で写真撮影。お湯に浸かり温まったら上がり素っ裸で寝そべって身体を冷やした。気持ちいい。少し温めの強い風が気持ちよかった。帰りにちょっと松川地熱発電所を覗く。
 そこからは県民の森の前をとおって刈屋までのいい道をダァーッと飛ばした。
 バイク、いい道、いい温泉。2時間程度のツーリングだけど、僕には一日中走ったのと同じくらいに感じられた。