国道282を南下、陸上自衛隊の何台もの車両とすれ違う。演習場に向かう車両を見るとつい頭を下げてしまう。自衛隊が好きだというのもあるが、ご苦労様という気持ちから。
 
 散り終わり・・・という桜の花びらが、柔らかな春の日差しに照らされ、暖かく柔らかな風に舞っている様。朝洗い、磨いたばかりのシールド越しにそれがはっきりみえる。本格的な春を感じながら、いろいろなことを考える。

 四十四田ダムから競馬場を通って国道396に。萌黄色とか若草色とか個別の色の名前はわからないけれど、その若々しい色の山々に見とれていた。気が付いたら遠野市に入っていた。千葉家の南部曲がり家を過ぎてすぐの続石を久しぶりにみる。 偶然巨石が重なり、土が流されて出来たものと考えるのが自然かと思うのだが、今日の気分で遠野物語拾遺に載っている話が本当とすることに。
 遠野は田んぼ仕事が盛んだった。田植えの終わっているところも、水をまだ入れていないところもあって、そろってはいなかった。
 まん十やに寄ろうと思ったが、先に昼飯と思い、いつものように「とおの食肉センター」でジンギスカンをたべた。いつものように美味しい。今日はなんとなくだが、豚レバーも一皿頼んでみた。
 おなかもいっぱいになり、天気は益々よくなってきたので、高清水牧場も考えたが、荒川高原に行くことにした。マブリット・キバの神馬に会いに行くかなと思ったが、まっすぐ向かった。荒川高原はいつ行っても気持ちのよい道、景色が待っていてくれている。今日もそうだった。
 バイク乗りがきっといい感じと思う曲線・・・を描いている道。牧草地、樺林。牛に馬。僕が好きなものがそろっている。遠くに見える雪をまだ抱いている早池峰、荒川高原も標高の高いところはまだ春もみじという感じだった。景色にありがとうなどとおもいながらゆっくりと道を進む。
 途中で川井村小国に抜ける林道に入り、国道340、106を通って宮古に入る。宮古では特にすることなく抜けるつもりでいたが、なぜか思い出してしまった。「たらふく」の中華そば。思い出したら食べたくなり店による。「ひとつ」と頼むなんか安心する味。滞在時間15分くらいで店をでて、国道45を北上、岩泉を目指す。お巡りさんたちを何人か見た。レーダーを片付けている所とか。
 岩泉からは国道455に入る。途中トイレに行きたくなったので道の駅に寄る。同じくして道の駅にいたライダーに話しかけられる。一緒に光泉サイダーを飲む。やはり、炭酸は辛いといっていた(笑)。
 そのまま国道を進み、車の流れについていった。路面が荒れ加減で、工事箇所も多く、飛ばそうという気にもならなかった。
 今日ほど世の中に緑色の種類があると感じたことは無い
。(何度も書くようだが)山々がきれいだった。
 早坂高原ではキクザキイチリンソウと、カタクリが咲き誇っていた。今年はカタクリをゆっくり見れたのは長者屋敷のだけだったからうれしかった。
 天峰山にも寄ろうかと思ったが、なんとなく疲れてきたので盛岡市内に入った。
 以前から美味しいよと教えてもらっていた中華料理屋さんの「珍萬」に向かう。そこへの道中一方通行も無視してたらしい。何とかたどり着くと話しかけられる。日曜日に会ったばかりだったから(笑)
 開店時間前でしたが明けてもらい、シュウマイとかた焼そばをお願いする。僕は好きだねこの味と思った。次はグループで来ていろいろ食べたいと思う味。何でもっと早く来なかっただろうかと思った。
 そこからは家路に。家のそばの夢舎でコーヒー。今日の話の一部分を話してたら眠くなったので帰ってきた。

今日は長文。それだけ有意義な休暇。

        • -

K1200Sのフロントタイヤが終わってた。リアはぜんぜん大丈夫なのに。う〜ん、気に入らなかったタイヤだからなぁ、前輪だけ替えるって言うのも問題だし、何よりお金が無いし。