午前中は病院に行ったり、親父が来たりする予定で忙しいのだ。早朝、晴れていたこともあって花輪線下りの始発を見に行った。その後、記念ヘッドマークを付けた車両の下りを平館でみた。親父と昼飯を近所の高橋食堂で食べる。親父はそこの天ぷら定食を食べれば、まずまず満足するので楽である(笑)僕はそこでちらし寿司。

 ちょっと片付けなどをして、KSR−Ⅱ松尾八幡平まで。そこから午前中の記念ヘッドマークを付けた車両が戻って来た形である。列車に乗り込むと座席が埋まっている。こんな経験はもちろん無く、あちこちにちょっと雰囲気のある鉄道ファン、マニアが占めていた。彼らに特に偏見などを持っているわけではないのだが、小さな子供が立っているのに席を空けたりしないで、三脚や大きなリュックで座席を埋めているのは一言言いたくなったが、それが大半なのでお手上げとなった。

 僕は一両目の運転席の裏に居つく。誰が乗ってくることも無かったのでそのまま盛岡まで。線路の上をあたかも自分が操縦しているようにおもえてきた。線路沿いにはカメラを構えた人が多くいた。でも、滝沢駅を過ぎるとそういう人たちはいなくなった。

 駅についてまず降りて列車の写真を撮る。2両目付近で人ごみがあったので除いてみると、サポが抽選であたった人に渡されているところだった。これを渡してしまうということは、大館行きはもうキハ58、52ではないのかな?とおもって、フェザン地下のじゃじゃ麺屋にいって、じゃじゃ麺をたべた。どうやら初めてじゃじゃ麺を食べる人がいたのだが、聞かれてもいないのにいろいろいうのも変だろうと思って黙っていたが、うどんと肉味噌のみを混ぜて食べて、ちーたんたんなどは飲まずに店を出てしまった。これだとじゃじゃ麺の楽しみ半分くらいで、じゃじゃ麺を経験したという事実になってしまうのではないか?まして、また食べてみたいと思わなかったら・・・などと考えながら、大盛と、ちーたんたんを食べて店を出る。

 帰りはやはり緑と白のキハ110だった。IGRの車両などでもそうだが、ドアを開けるときの電子音がどうも耳あたり?が良くない。それでものって大きな窓から外を見るとなかなかいいものである。花輪線の景色として僕になじむのはどのくらい時間がたってからだろうか・・・。

 松尾八幡平からの帰りは大変だった。路面に雪がシャーベットとなって積もり始めていた。雪もかなり降っていたのでヘルメットのシールドをすぐ埋めてしまう。

 写真を見てみると、その工夫も何も無いので、ちょっともったいないことをしたかなぁと思いながらも、乗ってお別れが出来たのでよかったかなぁとホットカーペットの上。