朝から悶々とした。普通の男性なら女性に対しての話題なのだろうが、僕はちょっと違って刺青の本を見たからだ。痛いんだろうけれど背中に入れたい。でもお金と勇気が無いのは事実だが、彫師も近くでは聞かない。もともと褌に興味を持ったのは刺青の写真などを多く見ると和彫り好きな自分は褌を締めた姿を良く見るので、その締め方ってどうなんだろう、日本人なら和服ぐらい着れないとなぁというところから始まったようにおもう。繰り返しいなるがサラリーマンだと難しいだろうなぁ。こればっかり言っていると結局入れられないのだろうけれど。タイミングというかなんと言うか、少しずつ近づけられる環境に自分を持っていけたらなぁと思う。
 ここ数日は気が付くと六尺をしめている。前褌の形作りに精をだす。その上にタイツを履いてしまうし、トイレなどに行けば崩れてしまうのだが。朝のシャワーの後、洗濯干し場にかけてある六尺をそろっと取って、締め、鯉口シャツをきて、靴下を履き、タイツをさらに着る。その上に防寒つなぎを着て出社。会社のロッカーでは防寒つなぎを脱いで作業着に着替える。作業着から作業着に着替えるというのもちょっと変(笑)
 剃髪もここのところまめだ。その代わり、髭剃りの刃が早く駄目になる。ジレットのFusionの替え刃は安くないのでその辺りの折り合いが難しい。1mm伸びてると気持ち悪い。しかし、ここまで坊主愛好家になってしまうとは初めて坊主にしたころには思わなかった。

 産廃屋さんでユンボとかトラックとかに乗って稼ぐ仕事の方が、僕のひそやかな夢をかなえるには近道だなぁと考えたりした。