正直なところ、親会社から切り離され分離独立を迫られたところで会社のなかで僕の事業部は立ち行き悪くなるのは確実であり、主軸である事業部からは排除をせまられるだろうから、僕のバイクライフも、家も手放さなければならないだろう。そして岩手から離れなければならないだろうというのもほぼ確実な情勢で、そのなかでその不安感からのがれて仕事を続けるというのはなかなか難しい。
売上が今年になって20%くらい下がり、利益も悪い。そのなか開発陣がどれくらいの新製品を送り出せるかというと5%くらいがやっとだというのが本音。それでもみなそれぞれにがんばっているわけで、僕は少し逃げているのだ。

そういう精神状態であるから、逃げ場としてバイクに乗って午後から出かけることにした。XRは僕にやさしい。
昨日みた、環状列石にすこし影響されて北上市の樺山遺跡を見に行った。丘陵地帯に復元されていた住居・環状列石というか日時計がなんとも綺麗だった。その場所を見つけるのは通りすがりではなかなか難しかったかもしれない。
そのあと八天遺跡に立ち寄るがこちらは看板だけで何も遺跡を思わせるものはその場には無かった。

道中、白バイに数台、パトカー数台にあった。3台の白バイはトラックや軽トラの人と話し込んでいた。パトカーは止めてみているというかスピード抑制効果を狙ったようなものに見えた。残る白バイは脇道からこっちを見るように休憩していた。

焼走りをはしって柏台方面に向かうと岩手山がとても綺麗で、牧草地の緑もすばらしいものに見えた。釜石祭葬遺跡(釜石環状列石)の復元をさくら公園で見て家に帰った。

なんだかんだで240kmはしり、僕は僕なりの充実感を得られた。