お昼近くに買物し様と車で出かけたが、近くに出来たスーパー「ユニバース」がすごく混んでいたのでやめた。そのまま安比に向かい、兄川をとおって舘市に、そのあと田山ドライブインでキノコラーメン。そして国道282をそのまま南下して荒屋新町の新安比温泉に。この温泉のメタホウ酸濃度は日本一とか。実際食塩などとあわせるとすごい濃度。いつも疲れたとき、なんとなくだるい時はここに来る。かけ流しの湯、湯船には俺一人。
しばらくボーっと湯船に足だけつけていると一人入ってきた。入ってきたと同時に「こんにちは」と声をかけられたので振り返ると刺青総身彫りの人だった。まずは身体を洗うのかこちらには背中を向けていた。のぼり鯉の彫り物からいつぞやとぴあ温泉で「兄ちゃん、刺青入れたらいけないぞ」と初対面の俺に言った人だった。
今回はそれほど大きなスペースではない浴場だったので微妙な緊張感があった。「兄ちゃんとはどこかではなしたことがあるなあ」といわれ、俺もさすがに黙っているのもなと「刺青入れるなといわれましたっけ」とちょっと笑いが入った口調で答えた。「確かそん時、彫物入れたそうな雰囲気があったんでね。まぁヤクザとか職人で、親がいなくなったら入れるのも良いかもな」そそっと身体を洗いながらそんなことを喋って、浴槽の方にきた。「兄ちゃん、意外と色白だからきれいに入れあがるかもしれないな。」とか俺が興味あるのか無いのかも気にせず刺青話を続けた。きっと聞いて欲しかったんだろうなとゆっくりと聞いた。さすがに長く湯船にいたので上がるとするとその人も上がった。身体を拭いて越中褌をしめると「ふんどししめてんのかぁ、ますます刺青入れそうだなぁ。鳶の格好してるし。鳶じゃぁねえ、会社員てこの間言ってたよな」うんとうなずいてチラッとそっちの人が締めてる六尺ふんどしを確認して外に出た。雨はまだ強く降っていた。う〜ん、おれってそんなに入れそうに見えるんだろうかぁ。
家に帰ってきてスーパーに再度挑戦。ユニバースのほうが品物も調理品も下だった。ファルだった頃の唐揚げ、乳製品のラインナップも上だ。やけに青森の製品が並んでいるのは本社がそっちだからなのだろう。乳製品は青森のものを仕入れなくてもイワテのほうが数段上である。刺身類はそれほどよくなっていない。店内の品数と明るさが良くなったくらい。マックスバリュと変わらず買物の楽しみは少なくなった気がする。そして全体に室温が低い。あちらこちらで繁盛しているユニバースだが、俺から見ると知名度一流の大型スーパーを真似しただけかなと辛口の批評しか出来ない。このスーパーならではという品揃えが皆無。あ、青森製品はここだけかな。リンゴ物ばかりが目立ってたけど。生食なら青森のリンゴより岩手のリンゴのほうが「津軽」以外は本当は美味しいと主張しても誰も信じないだろうけれど・・・。